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【序章】アラフォー独女・カオリ、婚活はじめます!

アラフォーだから早く結婚したい!謎の婚活フェアリーにゃんこ登場

ポストに何か入ってると思ったら、結婚式の招待状じゃない…。

嫌な予感しかしないわ…。

また、いつ自分に戻ってくるかもわからないご祝儀を払うワケね、私は。

こういう見たくないものって、無理にでもテンションを上げて、勢いをつけなきゃ開封できないのよね。

さ~て、次回の新婦さんはぁ~?ジャン、ケン…ッ!

……

…………な、なんですって!?大学時代から仲の良い後輩が結婚!?

素直ないい子だけど、それほど美人ってワケでもないあの子が結婚なんて…、なんで先輩差し置いて先に幸せになんのよ!

なんだか、やりきれない気分になってきたわ。

どうせ今夜は、明日せっかくの休みにも関わらず、これといった予定がない「花金」だもの。

とことん呑むしかないわね!

ビール

あ~~~~!どうして私には、いい人がいないのかしら。

婚活パーティーに参加してるし、あらゆる自分磨きで外見も内面も磨きまくってるわ。

世の中の男性って、見る目がないのかしら。

それとも、磨きすぎたせいで、原石から完璧なダイヤになってしまった私が眩しすぎて、近づきがたいとか?

ありえるわ~!

男性って、高嶺の花より、路傍に咲く名もなき花を選ぶのよね…。

はー…。結婚したい…。

…呑みすぎたのか、心に大きな隙間が空いているせいなのか、急に寒くなったわ。

結婚してくれる男性に会いたくて会いたくて震える私に、いい人を紹介してよ、神様!

ねこ先生

「深夜に自宅でひとり酒盛りしているアラフォー女性のところに、神様は来てくれませんよ」

!?なによ、この猫!

うちは猫なんて飼ってないわよ!

「ぼくは、神様のかわりに来てあげた“婚活フェアリーにゃんこ”です。気軽に“ねこ先生”って敬ってくれてもいいんですよ」

へぇ~。

エラそうな態度はさておき、最近の猫は人間の言葉を話せるのねぇ~。

凄いじゃない。

ご褒美にスルメあげるわ。

「ちょっと!猫がスルメ食べたら死ぬって、知らないんですか!!…って、驚かないんですか!?僕が喋ることに!」

だってここは夢の中だもの。猫が喋ったり、絶対結婚できないだろうなって思ってた後輩が結婚式の招待状送ってきたりするわよ~。うふふ♪

「現実逃避してますね~。まぁ、自分の状況を客観視することが婚活では必要になるワケですが。今の、歳に合わない頭ゆるふわ発言から、あなたには重要なスキルが備わっていないことが証明されましたね」

なによ、この猫!

人の家に不法侵入してから、たった数分で人をけなしてくるじゃない。

顔だけじゃなくて、態度もデカいのね。

「なかなか言ってくれますね…。でも、そういう口達者なところがあなたの長所であり、短所でもあると心得たほうがいいですよ。とくに男性は、言い負かされることを嫌う生き物ですから。ハッキリ言って、モテません」

ギクッ!

猫の分際で、古傷をエグってくるじゃない…。

あんた、自分のことを「婚活フェアリーにゃんこ」とか言ってたわね?

妖精と猫って、全くの別物でしょ。

一体、何なのよそれは。

新手の妖怪?

「プリチー族の妖怪でも、猫型ロボットでもありません!僕は、“結婚したい!”と悩む数あまたの女性たちにダメ出しをしまくって、非モテな言動を矯正させてきた幸せの伝道師。自分磨きを重ね、モテしぐさを研究するもいい男性が引っかからず、週末に飲んだくれるしかないお疲れモードなアラフォー女性…。そんな、婚活に行き詰った特定の人にだけ見える、伝説の婚活フェアリーです!…だニャン!」

語尾で無理やり猫っぽさを演出したって、得体の知れない生き物だって事実は変わらないわよ。

何が悲しくて、猫なんかに私の婚活をダメ出しされなきゃいけないのよ。

大きなお世話ね。

本当は中にオッサンが入ってるのを、被り物でごまかしてるんじゃないの?

「失敬な!僕は正真正銘のネコですよ。被っているのは、男性の前では声がワントーン高くなる、あなたのほうでは?」

別に猫被ってるワケじゃないわよ!失礼ね。

「いやいや…。実はその自覚のなさが、婚期を遠ざけている理由なんですよ~。その証拠に、婚活パーティーへ足しげく参加している割には、男性からデートのお誘いが少なすぎると思いませんか?」

それは…。

いやいや!私のせいじゃないわよ。相手が悪いのよ!

相手が話しやすいように、せっかく私が聞き役に徹したら仏頂面になるし。

「口下手なのかも!」って思って私が頑張ってその場を盛り上げてみたら、今度はつまらなそうにするし。

そもそも、年収が600万ないだなんて、こっちから願い下げだわ。

結婚後の将来が不安だもの!

「う~ん…。年収を高望みしている点は横に置いておくとして、たしかにあなたの言い分だけを聞くと、男性側に問題があるように聞こえますね。では1つお尋ねしますが、これまでに相手の男性側が“何を思って”つまらなそうにしているのか、考えたことはありますか?」

そんなの…、他人の考えていることなんてわからないし、考えるだけムダだもの。

あるワケないわ。

「そこです!相手の気持ちを察する、想像することを怠ってきたがために、今夜のひとり酒盛りがあるんです」

どういうこと?

「これまでに、あなたが結婚という目標に向かって努力したことは、残念ながら的外れに終わっています。なぜなら“男性は、聞き上手な女性が好きなハズ!”という希望的観測でしか動いていないからです。自分流の “いいオンナアピール”をすれば、無条件に男性から愛されるとでも思っているようにしか見えません。実際に男性からどんな風に思われているか、想像していないんですよ!」

そんなの“素敵な女性だな”って思ってるに決まってるわ。

だって、そう思わせるために小悪魔的な作戦を立てて、実行しているんですもの。

男性が好きそうなフリルの服を着たり、ミニスカを履いたりね。

私がこ~んなに頑張ってるのに脈がないなら、その男性とは結ばれない運命だったのよ。

「それが希望的観測なんですよ!!なんですか、“男性が好きそうな”って。あくまでイメージじゃないですか。それに、婚活パーティーで出会った男性と会話が弾まなかった後、何が原因だったのか考えもしないでしょう?全て、男性側に問題があったって思いこんで。だから、同じ過ちを何度も何度も繰り返してるんです。もし男性があなたの作戦で恋に落ちていたら、今頃ホテルの最上階にある夜景のきれいなバーで、男性と過ごしているハズでは?」

ハッ…!

「気付いたようですね。自分の婚活に軌道修正が必要なことに」

悔しいけど、この生意気な猫のいう通りかもしれないわ…。

でも軌道修正って、どういうこと?

何をすればいいの?

「お任せください!そこは、僕ことプリティー&チャーミングな婚活のプロフェッショナルが、あなたのダメダメ婚活を、ビシバシ直してさしあげますよ」

え~~~。

「不満そうな顔ですね」

ふつう、そういう“恋のレッスン”的なレクチャーしてくれるのって、ちょっとドSなイケメン執事だったりしない?

なんで白衣を着た猫なの?

「人間のイケメンじゃなくて、どうもすいませんね。
現実なんて、そんなものですよ」

猫が話してるっていうのも、現実味ないけどね。

「ああいえばこういう人ですね~。しかし、あなたの場合、問題なのは男性とのコミュニケーションだけではありません。日頃から、ファッションやメイクのトレンドを勉強したり、美容にお金や時間を費やしたりしていますよね?だから、自分では“アラフォー世代の中では、比較的トレンドに詳しい!”と思っているのかもしれません。確かに、流行りのカラーやデザインをうまく取り入れていると思いますよ。でも、お洒落に詳しくない男性の目には、ダサく見えるんです」

えーーーっ!?どうしてよ!!

「若作りにしか見えないんですよ。だって、あなたアラフォーなのに、参考にしているのは20代の若い女性向けの雑誌やwebページでしょう?年齢に合っていないメイクやファッションは、大抵似合いませんし、違和感を覚えます。しかし、男性には違和感の理由がわかりません。だから、なんとな~く“ダサいな”って思うんです。ダサいなって思った男性にときめいた経験、ありますか?ないですよね?間違った努力のせいで、出会ってからわずか数秒で、花嫁候補から外れてるんですよ!」

ガーーーーーーン!

反論したいけど、まったくもって猫のいう通りだわ…。

今まで、自分だけ運がないから出会いに恵まれないんだと思ってたけど、そうじゃないのかも…。

問題は、私自身にあるのかもしれないわ。

「あなた自身が考え方を変えないと、何も変わりませんよ」

…わかったわ。

これからは猫…いえ、ねこ先生のアドバイスを参考に、私生まれ変わる!

辛酸を舐めてきた分、誰よりも幸せな結婚をするんだから。

ねこ先生、これからよろしくね。

お礼はスルメでいいんだっけ?

「恩を仇で返す人は、結婚できません。絶対に」

も~~~~、冗談だって~~(笑)

カオリのプロフィール

  • 名前:カオリ
  • 年齢:38歳
  • 職業:メーカー勤務(主任)
  • 趣味:舞台鑑賞(小劇場から歌舞伎、宝塚など幅広く鑑賞)
  • 性格:超マイペースで自己中心的。他人の話はまったく聞かず、物事を深く考えずノリと勢いに任せて生きている。軽はずみな言動が多く、余計なことまで口にしてしまうが、なぜか肝心なことは言わない。何事も自分に都合のいいように解釈するが、過剰なくらいヒクツに受け取ることも。ハイとローの差が激しいため、周囲を振り回すことが多い。人の不幸話にはテンションが上がるが、ノロケ話には全く興味を示さず、スマホを触ることでわかりやすく拒絶。自分を差し置いて幸せになる友人を、心の底から祝福できないタイプ。
    5年前から友人たちと開催している「独身貴族限定女子会」の参加メンバーが年々減っていくことに、焦りを感じている今日この頃。ある日「この子だけは結婚できそうにないわね」と内心見下していた、大学時代の後輩が結婚すると知り、大きなショックを受ける。そこへ「伝説の婚活フェアリーにゃんこ」を自称する、喋る猫がやってきて__!?

ねこのプロフィール

  • 名前:子子(ねこ)
  • 性別:♂
  • 正体:伝説の婚活フェアリーにゃんこ/世を忍ぶ仮の姿:独身のハイスペックイケメンに飼われている可愛い飼い猫
  • 使命:間違いだらけの婚活をしているアラフォー女性に喝を入れ、結婚への最短ルートへ導くこと。
  • 性格:お茶目でシニカルな婚活のプロフェッショナル。元々は飼い主が仕事で家を空けている間、ヒマすぎてネットで恋愛相談に乗っていただけの、どこにでもいる平凡なにゃんこだった。しかし、婚活で悩むアラフォー女性への的確なアドバイス力が見込まれ、NNN(※)から「婚活フェアリーにゃんこ」に任命される。猫なのに人間の言葉を話せる裏には、悲しい恋の思い出が関係しているとか、していないとか…。

※NNN「ねこねこネットワーク」の略。人と猫とを繋ぐ派遣業を行う、秘密結社。

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